忘れられてしまったが、今でも存在し続ける部屋

Rooms that have been forgotten but continue to exist

それらの記憶はいつか思い出されるだろう。
その時間と空間は、同じ状態で今も残っている。

Those memories will be recalled one day.
That time and space still remain in the same state.


※画像(と文章)は全て上田カズヤ© Stable Diffusionを主に使ってphotoshopで仕上げ。 画像生成AI・AI美術に惚れ込んだのでひたすら生成し続けています。

量子コンピューターのアンドロイド女神があなたの告解を司る

量子コンピューターのアルゴリズムは人類には解明できなかった。
しかしそれは既に誕生してしまっていた。
一部の過激なテクノオタクたちがそれらを神格化し始めていた。
量子論と仏教とキリスト教神秘主義が奇妙な形で混在した教義が自然発生的に形作られていた。

その頃、中国の天才技術者が原型を作ったアンドロイドのラブ・ドールが半ば公然と地下で流通していた。

一般にも広がりつつあった量子テクノ教団は、最も過激で原理主義的な一団を切り離し、追放することにした。

破門された量子テクノ原理主義者たちは、迫害を苦にすることもなく、新たに自分たちの神を作ることにした。
それは日本のアニメに影響された中国、台湾のオタク礼賛文化を実直に具現化したものだった。
天才によるラブ・ドールに量子テクノロジーが移植された。
彼らはそれを摩耶(マヤ)と名付けた。
一切は幻影である。

量子テクノの原理集団は分裂と連合を繰り返しながら彼らの女神、マヤの神託に従っている。
しかしそれでもどうやらまだ世界は平和にならない。
彼らは社会的な平穏ではなく、「量子テクノロジーによる輪廻からの解脱」(教団パンフレットによる)を目指しているらしい。

彼らの教義は今のところ一般的にはあまり理解されていないようである。

The Android Goddess of Quantum Computers will preside over your confession

The algorithms of the quantum computer could not be figured out by mankind.
But it had already been born.
Some radical techno-geeks had begun to deify them.
A doctrine that was a strange mixture of quantum theory, Buddhism, and Christian mysticism was spontaneously taking sha

At the time, android love dolls, prototyped by a Chinese engineering genius, were circulating semi-openly underground.

The quantum techno cult, which was spreading to the general public, decided to separate and exile the most radical and fundamentalist group.

The excommunicated quantum techno fundamentalists, not suffering persecution, decided to create a new god of their own.
It was an honest embodiment of the Chinese and Taiwanese culture of otaku worship, influenced by Japanese anime.

Quantum technology was implanted in a love doll by geniuses.
They named it Maya.
Everything is an illusion.

The principle group of quantum techno is following the oracle of their goddess, Maya, through repeated splits and alliances.
But still, apparently, the world is not at peace yet.
They apparently aim not for social peace but for “liberation from samsara through quantum technology” (according to the cult’s pamphlet).

Their doctrine is so far not well understood by the general public.

画像は全て上田カズヤによるものです。stable diffusionを主に使ってphotoshopで仕上げ。
画像生成AI・AI美術に惚れ込んだのでひたすら生成し続けています。
All images by Kazuya Ueda© Finished in photoshop using mainly stable diffusion.
I am fascinated by image generation AI and AI art, so I keep generating images.

日本の廃旅館で見た幻

昭和の高度経済成長期に建てられたらしい「ホテル旅館」は平成期に何度か建て替えられたようだが、観光地としての需要が減るにつれ、辺り一帯は寂れ、オーナーの努力も虚しく、廃旅館となってしまった。

旅館には様々な噂があった。その一つはこんなようなものだ。

かつて、オーナーには愛人がおり、客室で逢瀬を重ねていた。

関係に気付いた妻が部屋に複数の監視カメラを仕掛け、その様子を録画した。

裁判沙汰となる前に、ポルノ映画さながらの「証拠品」が愛人とオーナーの前に並べられた。

身を引かざるを得なかった愛人の生霊がその後、旅館でしばしば目撃された。

盗撮された「証拠品」を失意のオーナーが未練がましく、視聴覚室のプロジェクターで鑑賞しているのでは?と冗談を言う口さがない従業員もいた。

光陰矢の如し。そのような昭和の光景は過ぎた。

私は廃墟ホテルなどの写真を趣味で撮り集めていたので、人づてを頼り「廃墟系YouTuber」の方と一緒にその廃旅館を訪れた。

周囲の廃墟を巡った後、ちょうど夕暮れ時に私達はその旅館に着く予定だった。

桃色から血の色に空が変わる艶めかしい日没時の風景は、ちょっと気恥ずかしいが、廃墟には似つかわしいかもしれない。

と、そこに一人の美女が薄着で立っていた。

辺りには雑草、粗大ゴミ、崩れたコンクリートの破片、空き缶、ペットボトルなどが散乱している、ひとけなどない場所の筈だった。

そのような廃墟を今日、私達は車で幾つか巡ってきた。

廃ホテル旅館のあるべき場所には、まるで建て直されたばかりのような新築の旅館が建っている。

彼女がなぜか靴を履いていないのが気になった。

旅館の前に着いた私達は、おかしいと思いながら、彼女におずおずと声を掛けた。「ここに以前、旅館があった筈なのですが…」

彼女はにこやかに答えた。

「オーナーのお子さんが戻られて、建物を再建されたんです」

そんなような話は聞いてないが、私達の調べた住所が間違っているのだろうか。

私達は彼女の肌も露わな姿に戸惑いながら、新築だという旅館の入口を見た。

「まだ、オープン前なのですが、見学されますか? テレビの撮影か何かですか?」

YouTuberは小型のカメラを構えながら無遠慮に撮影を続けていた。

「宣伝いただけるなら、是非。オーナーもよろこびますので」「まだ少し散らかっていますが…」

私達は彼女の後について、新築らしいのだが、どこか回顧趣味のような、1980年代っぽいホテル旅館に入った。

私はそこで彼女の写真を撮らせてもらった。

これは証拠の一枚だ。

その後、私達は地下の宴会場で彼女の歓待を受けた。

YouTuberは生配信を行っていた。

あまりにも美味い酒と彼女の話題の豊富さに、私達は時間の経つのを忘れた。

と、そこからはよくある話かもしれないのだが、明朝、強烈な悪寒と共に目覚めた。

私達は何もない廃墟の部屋で酔い潰れていた。

そこは元オーナーの視聴覚室で、プロジェクターの繋がれたVHSデッキにはテープが入り、酔った誰かが再生したのか、破れたスクリーンには色褪せた映像が密やかに流れていた。

昨日見た愛人らしい女性がスクリーンで、愛情の籠もった目で私達を見下ろしている。

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画像は全て上田カズヤ© Stable Diffusionを主に使ってphotoshopで仕上げ。
画像生成AI・AI美術に惚れ込んだのでひたすら生成し続けています。

AIの自動検閲

画像生成のAIを使って(Stable Diffusion)毎日性懲りもなく、驚き、そしてかなり面白がりながら私は画像出力を続けている。が、ここにきてX(Twitter)の永久凍結を受けて、仕方なくCivitaiに少しずつ画像の投稿を始めた。(以下のリンク)

https://civitai.com/user/less_than_art/

私は常日頃、Civitaiの一般投稿ギャラリーのハチャメチャさには正直なところ辟易していた節もあるので、ギャラリーにポストしたら誰でも無審査で即、掲載されるものだと思っていた。

Civitaiは「生成AIのポータル」(やや無軌道だけど)を謳うだけあって、一般投稿画像もAIで(怪しいところはないか)審査してるようだった。

私の投稿画像には、またまた「審査中」のアイコンが付けられてしまうものが多かった。

Twitterで永久凍結の憂き目に合うのは、やはりこういった画像内容が問題なのかもしれない。

下々の衆生はAIで画像を生成し、プラットフォーマーはAIでその画像を審査、検閲する、と。

そういえば、画像生成AIで、私はStableDiffusion出力画像の仕上げとして、Photoshopを使っているが、Adobeの生成AIを使うと、頻繁に「それはガイドライン違反です」の警告が出る。

とても難儀だ。

「ChatGPTで画像生成のプロンプトを作ろう!」という記事を読み、面白そうかも、と思ってチャレンジしてみたが、やはり「あなたの注文には対応できません。ガイドライン違反です。出直してきてください」と、何やら高圧的で、どうにもChatGPIにも私は不審者扱いされた始末。

生成AIのガイドライン。Twitterのルールやガイドライン。Civitaiのガイドライン。どうにもガイドラインだらけで、自由な表現(のようなもの)は肩身が狭い気もする。

しかし、最初で最後の砦、正真正銘の自由なAI、StableDiffusionだけは「ガイドライン違反です」と私に警告を出さない。

なので、それを愛用している。

今日もまた、私のPCは掃除機のような低周波のノイズを延々と出しながら、どうやら一般的にはガイドライン違反なのかもしれない、私の画像を出力し続けている。

画像は全て上田カズヤ© stable diffusionを主に使ってphotoshopで仕上げ。画像生成AI・AI美術に惚れ込んだのでひたすら生成し続けています。

Civitaiとnote

twitter (X)が永久凍結されたので、どうしようかと考えて画像生成AIの、いつも大変お世話になっているCivitaiに投稿をしようかと思った。

あとNote。ほとんど最近はXばっかりやってて、noteは使っていなかった。しかしstable diffusionの使い方とか、noteの人たちに色々、教わっているので、こちらにも投稿をしたいと思いました。

Xはしかし、私の投稿内容(画像生成AIの自信作)に「問題あり!」と思ったのか、それとも私のアカウント運営が気に入らなかったのだろうか。

instagramでも投稿できなくなったことがあったから、美術内容に問題があるのかもしれない。

Civitaiはアナーキーでカオスで、目を覆うような毒々しい画像の数々も大量に溢れているので、まあ、私の生成画像などは目立たない方かも。

Civitaiは画像生成AIのポータルとして便利だが、あまりにも強烈な画像が多い気もして、投稿は控えていたが、Xやインスタなど、検閲や規制が厳しいところは、私のような生成美術画像は摘発されてしまうのかもしれない。

とりあえず、noteもいつまで画像投稿が続けられるか分からないが、やってみようと思う。

生成画像は2023年の6月から続けていて、もう数十万枚出力している筈(数えたことない)なので、これまで作ったものの中から見繕って出していこうと思います。

「ホームページ」「ブログ」というのも、もうやる意味はないかと思っていたが、大手のプラットフォームに載せられないのなら、やるしかないらしい…。

なので、いくつも同じ記事をインスタやnoteなどに載せるのも気が引けるが、そもそもインターネットの始まりは一つのサーバーが敵に破壊されても、別の所に分散して重要な情報を保存するとか、そういうものだったような気もする。

監視資本主義については、オリビア・ニュートン・ジョン似のショシャナ・ズボフ教授も看破し、警鐘を鳴らし続けている。

ということで、細々と、自由精神に基づいて、やりたいことをやるしかない(という気張った文章)。

画像は全て上田カズヤ© stable diffusionを主に使ってphotoshopで仕上げ。画像生成AI・AI美術に惚れ込んだのでひたすら生成し続けています。

X(twitter)のアカウントが凍結されてしまった

AI art (主にStable Diffusionを使用) 作成をずっと続けていて、X(twitter) への投稿を面白がって毎日数枚行っていたが、遂にというか何というか、凍結されてしまった。

凍結されたらやはり寂しいものがあるので、凍結解除の「異議申し立て」とやらをしているのだが梨の礫。

仕方ないのでホームページを見直して手を入れてみようと思った次第。

いつになったらXのアカウントは凍結解除されるのだろうか。

何が原因で凍結されたのか。何となく幾つも思い当たる節がある。

しかし、凍結されるのを恐れて「忖度」してやりたいことをやれなくなるのが最もつまらないと思うので、やっぱりホームページも維持する必要があるのかなと思った次第。

画像は全て上田カズヤ© stable diffusionを主に使ってphotoshopで仕上げ。画像生成AI・AI美術に惚れ込んだのでひたすら生成し続けています。

Stable Diffusion(画像生成AI美術)のページを追加しました

HP内に画像生成AIのツール、Stable Diffusionを主に使用して制作した電子美術のページを作りました。

ツイッターやインスタグラムでも画像をアップしています。

https://www.instagram.com/k_ueda_inst/

Stable Diffusionによる画像集は以下のOpenSeaギャラリーにも展示していますので、よろしければご覧ください。

https://opensea.io/KazuyaUeda_NFT_ArtLab/created

ギャラリー『幻』に寄せて

 千駄木のギャラリー『幻』は常に静謐を湛えている。艶消しの滑らかな赤と黒の壁紙が暗闇の中の鮮血を思わせる。安土桃山時代の茶室が高い精神性をそのままに現代に甦ったかのようでもある。黒と赤が血と死を思わせるが、透明で飾り気のない自然な感じがする。生まれる前の故郷に戻ったような、魂の故郷に帰った感じがある。

 マイケル・ジャクソンのアルバムジャケットも手掛けたマーク・ライデンがオーナーであることでも知られるDollhouse Noahの少女人形を見に立ち寄ったのが、『幻』を訪れた最初だった。D.Noahの南雲氏によるとギャラリーのオーナーは小林さんという方で、妖怪研究家でイラストレーターでもあるという。現代に甦った茶室では、抹茶だけでなくメキシコ料理をアレンジしたチョコレート風味の前衛料理も供されていた。

 ここは二十一世紀の未来茶室である。となるとそこでは当然、アバンギャルドな肉料理が供されることもあるだろう。私は千利休を前にした一介の田舎兵として、彼の作り出す血と闇の無限空間に打たれていた。

 小林氏は『幻』ギャラリーのオーナーで、シェフでもあるのだった。慎ましく、控え目で、しかし完璧主義者であるらしい小林氏の生み出す料理は繊細かつ大胆で、実験芸術の好奇心と遊び心も兼ね備えていた。東洋の鍼灸医が人体の経穴を熟知しているように、小林氏も人間の生きて動く感覚、味や音や色について本能的な勘が鋭いに違いない。

 美や芸術は権威的な飾りや大衆扇動的なプロパガンダばかりではない。この未来の前衛茶室、カフェギャラリー『幻』には本来あるべきであった美の形があるようだ。
 地上での生活を生きるために、何か、自分を内から支えるような何かが必要な、病める魂の持ち主、社会に上手く適応できない者たちがいる。彼ら彼女たちには切実に、どうしても何か、美しいものが心の底から必要なのだ。
 それは魂の思い出や、透明な精神の故郷の記憶であるのかもしれない。美は心を動かし、忘れかけていた何かを思い出させる。そう、自分はかつてこの音を聴いた。自分はかつてこの闇にずっと長い間いた。自分はかつて誰かに強く愛されていた。
 でもそれはもう記憶喪失のように遙か宇宙のどこかに忘れてきてしまった。

 『幻』はそのような、忘れかけた魂の味を想起させてくれる場所だ。
 自分の身体には温かい血が流れている。夜の闇に見る夢は宇宙に通ずる。地上で戸惑いがちな、ぎこちない魂を、静謐な空間の美で、少しの間、休息させてくれる。子供の頃、遊びに来た祖父母の家のようだ。
 何か大切なことを忘れていた。幻のように思えるかつての感情は、しかし、それが本当のものだったのかもしれない。私はかつて宇宙の暗闇にいた。全ては失われ、忘れられた。幻影でも良いからもう一度私はそれを思い返したい。そこには本当の美と、深い愛が確かにあった。

21世紀の近未来茶室、カフェギャラリー「幻」では小林シェフの芸術料理を堪能できる

千駄木のギャラリー幻「幻のウィッカ」展に参加します

千駄木のギャラリー「幻」にて企画展に参加させていただきます。
私はフォトショップ絵画を数点出展します。
幻の空間へ、是非、お越しいただければ幸いです。



ギャラリー幻の美しい店内

場所
〒113-0022 東京都文京区千駄木 2-39-11 Gallery 幻

会期
2023年4月24日(月) – 5月7日(日)

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