散歩をしたり、町を歩いてると、時間が止まったような、量子的時空の捻れを不意に感じることがある。時間はまっすぐ進まない。空間も常に同じ場所にあり続けるものでもない。
シュタイナーによると、肉体を離れた宇宙から見ると、地上での生活はまるで夢のようなものとして思い返されるらしい。
だとすると、地上で苦しくも悶えつつ、罪悪に満ちた日々を、嫌々ながら、ときにはすぐに消えてしまう類の喜びや楽しさも感じながら、当たり前のように生きて、生活をし続ける、現世の人々、この世で生きる人々の暮らしが、ある意味、宇宙から見れば「儚い夢である」ということになる。
地上には地上的ではない瞬間がある。
それは宇宙から地上を思い返すような、夢のような幻影なのかもしれない。
これまで撮った写真を、OpenSeaで展示しています。
Hidden Beauty in Japanese Ordinary Daily Life
https://opensea.io/collection/hidden-beauty-in-japanese-ordinary-daily-life